ピン打ち&糊付けが必要な作品

おはようございます
生徒さんからリクエストがあったので、韓国のタティング本『Lovely Tatting Lace 2』からドイリーを作ってみました
 
本を見て作るのは楽しいですね
自分では考えられないようなパターンは、次の作品を作る参考にもなります

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この本はオール韓国語で私が読めるのは数字だけですが、全ての作品が図で記されていますし、スマホのアプリを使えば簡単に翻訳もできるので、韓国語ができなくても作品を作ることができます

写真もきれいだし、全てのページがカラーで見やすいし、テクニックの解説(もちろん韓国語ですが)もたくさん載っているので、お値段お高めですが和書では物足りない方にはおすすめかな

 

作ったのは176頁の『블루 데이즈 도일리 (Blue Days Doily)』という作品(英語タイトルはGoogle翻訳にて英訳)

 

この作品の難しいところはロングピコをねじってジョイントするところ

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ねじったロングピコがねじれたままに…

このままでは使い物になりません
普段はアイロンも糊付けもしないで手アイロンだけで仕上げをするのですが、こういう作品はピン打ちをしなければいけません
 
クロバーさんのレースガイドシートを使って仕上げです

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レースガイドシートの上に裏向きにドイリーを置き、中心から外側に向かって少しずつのばしながらピン打ちしていくのですが、外周の位置が決まったら内側のピンはすべて抜いてしまいます

内側にピンが残っていると、スチームを当てるのに邪魔になりますからね

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この時にピンの角度にも注意
まっすぐに刺すのではなく、外側に傾けて刺します
 
ここでスチーマーの登場

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以前はT-falのスチームアイロンを使っていたのですが、今回はT-falのスチーマーを使いました

アイロンよりも早くスチームが出るので便利です

 

スチームを当てて薄くスプレー糊、乾いたらまた薄くスプレー糊、乾いたらさらにスプレー糊とスプレー糊を薄く3回くらい重ねてかけたらよく乾かします

乾いたらピンをはずして表にも薄くスプレー糊をして完成

表のスプレー糊は汚れ防止も兼ねています

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少し糊があまかったようです

ロングピコが少しまがってしまいました

もう一度やり直そうかな

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とりあえず角度を変えればいい感じに見えるかな

目がつぶれていないのがわかるといいのだけど

 

よく『アイロンをかければきれいになりますか』と質問されます

その答えは

  • 完成したものにそのままアイロンをかけてもきれいにはならない
  • アイロンよりも形を整えることのほうが大切
  • そもそもアイロンをかけちゃダメ、スチームだけ当てるようにする
です
 

アイロンをかけると目がつぶれてペッタンコで作品になっちやいますよ